ボートレース浜名湖のGⅢ「第9回クイーンズクライマックスシリーズ」が26日、開幕する。シリーズ戦での使用機で注目された超抜19号機は山川美由紀(香川=54)が引き当て、一躍V候補に浮上。初日ドリーム組の6選手も当然、V争いを繰り広げるはずだが、予選スタート組で注目したいのが〝浜名湖三冠〟に挑む広中智紗衣(東京=39)だ。
 
 今年は6月のGⅢ「オールレディース」、9月の「ヴィーナスシリーズ」と当地で開催された女子戦を連続V。3戦目が本戦(28日に開幕するプレミアムGⅠ「クイーンズクライマックス」)ではないのが残念ではあるが「個人的には浜名湖3連覇がかかっているのでね。気合は入っていますよ。以前は得意なイメージはなかったけど、今は大好きな水面です。もちろん、今回も優勝を狙っています!」と、本気度では早くも節一級のムードだ。

 エンジン抽選で引き当てた47号機は機率33・3%ながら、近況好調な注目機。「まだプロペラをしっかりと見ていないので何とも言えないけど、悪い感じはしなかったし、特訓はいつもの浜名湖という感じでしたね。最近、動いているエンジンみたいですし、調整が合えば良くなりそう。優勝したときはどちらもいいエンジンでしたし、乗りやすさがありました。今回もまずは乗りやすさを求めていって、そこから足も良くしたい」と、当地の調整は手の内に入れており、きっちり仕上げてくるはずだ。

 初日は1号艇の7Rと4号艇の11Rの2走。6月のオールレディース優勝は4コースからの差し、9月のヴィーナスシリーズ優勝はインからコンマ00のタッチスタートを決めての逃げ切りだった。
 初日2走がいずれもVを決めのと同じ枠番となったのも、何かの縁だろう。好発進を決め、一気にシリーズの主役の座に躍り出たいところだ。