【からつGIマスターズチャンピオン】倉谷和信のポリシーは「仕事きっちり〜♪」

2014年04月10日 11時00分

近況絶好調の倉谷

【からつGIマスターズチャンピオン:カウントダウンコラム(1)】“名人”世代の匠の技が激突するプレミアムGI「第15回マスターズチャンピオン(名人戦)」が15日、からつで開幕する。大レース直前恒例の連載コラム「新タイトルは俺が貰った!」の第1弾は倉谷和信(50=大阪・60期)をピックアップ。近況絶好調男を直撃。

 パッと見は少々いかつい雰囲気を醸し出すがその実、人情味のある“ジェントルマン”。当然、大阪人独特の軽妙な話術も兼ね備え「面白いことを言ってなんぼ」とちゃめっ気たっぷりだ。

 そんな彼のリズムは近況すこぶるつきだ。昨年末の宮島から6節連続優出でV3。2節前のまるがめで準優3着と連続優出はストップしたとはいえ、いやはや絶好調だ。

 本人は「ど〜やろ? まあエンジンの実績があったので結果が出ていたけど、そこらへんはあまり気にしてない。そりゃあ出ぇへんエンジンなら出ることない。いい時もあれば悪い時もあるよ」といたって冷静だ。

 これまでSGタイトルこそあと一歩のところで逃してきたが、優出は9回を数えるし、GⅠは32優出でV4。当然、第15代“名人”となる資格は十分にあるはず。

 そんな倉谷には“立派な”現在も更新中の記録がある。1995年に級別ランク分けがA1、A2…となって以降、38期連続でA1をキープ中。これは現役選手では13人しかいない。「自慢できるのはそこしかないわ」と謙遜するが、並大抵のことではない。ボート界の“荒波”を渡り歩いてきた自負もある。

「これだけやってたらレース形態もコロコロ変わる。全部がええ経験だった。持ちペラ制度の時は休みの日も寝る間も惜しんでペラ作りに没頭した。その経験のおかげで選手生命が5年は延びていると思う。エンジンもそうやし、結果的にはプラスに働いている」

 そんな彼の信条は「関西の人ならテレビで見たことあると思うけど『仕事きっちり〜♪』のフレーズが自分のポリシー。できることをやる。やっても報われない時もあるけどいい時もある。実際、優勝を積み重ねれば来年のクラシック(総理杯)出場のチャンスも膨らむ。目の前のことを一つひとつするだけ」。

 今大会の舞台となるからつは2節で2優出と好相性の水面。「からつは水面が広くてレースがしやすい。コースは内がいいけど相手もいるし臨機応変に。出るからには1回くらい優勝したいね。まずは準優に乗らないと意味がないので“仕事きっちり”してきますわ」と虎視眈々とVをうかがう。3度目の正直で“マスターズチャンピオン”の称号を手に入れられるか。

☆くらたに・かずのぶ=1963年10月7日生まれ。大阪支部の60期。87年5月住之江でデビュー。7月蒲郡で初勝利。90年4月からつで初V。通算優勝46回、うちGⅠは4回。13年獲得賞金2667万7800円。身長は164センチ、体重52キロ。同期は高橋淳美、浜村芳宏、藤丸光一、川崎智幸、谷川里江、烏野賢太、小野信樹ら。血液型=O。