ボートレース江戸川の「創刊60周年記念 第39回東京スポーツ杯」が15日、開幕した。

 初日メインの第12R「江戸川選抜」は大波乱となった。2号艇・今泉友吾(東京=31)がスタートで大きく出遅れると、さらに1号艇の土屋智則(群馬=35)と吉川喜継(滋賀=39)が1マークで荒波にもまれて失速。すると、6号艇・寺本重宣(東京=40)の大外からのまくりが一閃。2着には4号艇・池田雄一(静岡=38)、3着には5号艇・飯島昌弘(埼玉=47)が入り、3連単は4万8430円の超高配当となった。

 勝利した寺本は「外側は波が少なかったので、回ってから舟が向いた」と謙遜したが、初日は2、1着と上々の船出。前検日は「ホントにエンジンはいいのかな?」と好素性機27号の動きに首を傾げていたが「行き足は一緒で、伸びていくことはないけど、出足はけっこういいですね」と、底上げに成功し、笑顔を見せていた。

 2日目メインの第12R「記者選抜戦」は初日大敗を喫した今泉が1号艇でリベンジを図る一戦となる。レース後は「波がものすごくて…」と肩を落としていたが「でも、前回の江戸川よりエンジンは良さそうなので…」と気持ちを切り替えていた。

 ただ〝日本一の難水面〟で知られる江戸川だけに、2日目も厳しい条件になるのは間違いなさそう。1号艇・今泉が最終レースを締めるのか、それとも再び波乱の決着になるのか注目だ。