ボートレースまるがめの「スカパー!・JLC杯争奪ルーキーシリーズ第24戦」は12日の最終日、第12Rで優勝戦が行われ、1号艇の白神優(岡山=30)がイン逃げで制して、今年3回目、まるがめでは自身初のVを飾った。


 コース取りは各艇主張して〈123/456〉と枠なり進入。向かい風4メートルとインにはやや厳しい風。さらに3コースの金児隆太(群馬=33)がコンマ29とスタートで遅れてインが不利になる中ヘコミの隊形となるが、1マークは落ち着いて回って後続艇を突き放す快勝。「事故点も高いし、風も不安定だったのでスタートが怖かった。様子見ましたね。ただ、エンジンはかなりパワフルでした。優勝戦はほどんど何もせず行った。出足は良好でした」と満面の笑みを浮かべた。

 今節はV候補がアクシデントでバタバタと脱落する不穏な展開となったが、唯一オール3連対をキープ。シリーズ通して大崩れがなかった。予選3位通過だったが、優勝戦1号艇が転がり込んでくるツキも味方した。

 次節の住之江が今年の走り納め。来年2月には徳山GⅠ中国地区選が控えているが、今後については「今まで実力以上のことを出そうとして、いつも失敗していた。背伸びすることなく目の前の一走一走を大事にする」とキッパリ。新たな気持ちで次のステージに目を向けていた。