ボートレース芦屋の「ヴィーナスシリーズ第18戦」は9日、3日目を終了した。10日には予選ラストの4日目を迎える。2日目まで快調に首位を走っていた深川麻奈美(福岡=33)だったが、3日目後半10Rの転覆(選手責任、減点5)で一気に順位を落とし、12位に。代わって6戦3勝オール3連対の岩崎芳美(徳島=48)が得点率トップに浮上した。準優ボーダー付近も混とんとしており、最後まで目の離せない戦いが続きそうだ。

 そんな中で注目したいのが得点率2位につけている広中智紗衣(東京=39)だ。

 1回走りとなった3日目9Rは、2コース発進からジカまくりで今節2勝目をゲット。「スタートは様子を見たし、フル(ダッシュ)では行けてない」とはいえ、コンマ14のスタートを決めると、1Mまでにグイッと伸びてインの高田綾(福岡=35)をのみ込んだ。

「岩崎さんに差されたかなと思ったけど、先に回れた分で」追撃をしのぎ切った。「競った時にどうかだし、回転を上げるべきか悩みますね…」と調整の余地は残しているが「レースはできる」足には仕上がっている。

 ここまで4走オール3連対で得点率2位と、準優勝戦好枠もググッと近づいてきた。4日目の2走次第では、今年3度目のVも十分、視野に入ってくる。