ボートレースまるがめの「スカパー!・JLC杯争奪ルーキーシリーズ第24戦」は8日、予選2日目を終了した。

 前日の初日「京極若武者ドリーム」を制した中村泰平(群馬=24)が、2日目7Rで転覆を喫して負傷帰郷のアクシデント。代わって得点率トップに躍り出たのが地元・中村晃朋(香川=29)だ。

 2日目9Rは3コースまで回り込んできた白神優(岡山=30)がまくり差してきたが、引き波にもハマらず、冷静に差して勝利。「1Mはギリギリ差せた。整備士さんのおかげでターン回りの違和感がなくなった」と機力の上積みに成功したようだ。9日の3日目は3、1号艇(6、12R)が控えている、いわゆる〝好枠デー〟だけに、さらなるポイントアップが期待できそうだ。

 同支部の後輩・妻鳥晋也(めんどり・しんや、香川=28)にも注目したい。

 2日目4Rではジカ内の黒野元基(愛知=24)がスタートでへこんだところを4コースのカドからまくって1着ゴール。レース後はしてやったりの表情を浮かべた。肝心の舟足も「全体にまずまず。握り込みがスムーズだし、行き足も悪くない。スリットでの足は新開(航、福岡=24)選手の方が良さそうだったけど、バランス型で戦える状態」と、十分な手応えをつかんでいる。

 2021年前期適用は5・98として19年前期以来、4期ぶりのA2級に復帰する。「まだ技量不足なのは分かっている。前期は1着本数が少なかったので、今期はそれを超えるのが目標。もちろん、勝率もそれ以上を目指します」と、前を見据えている。