ボートレース蒲郡の一般戦が5日に開幕する。前日の4日にはエンジン抽選と本番レースを想定したスタート特訓が3本ずつ行われた。

 前節のSG「チャレンジカップ」で優出3着と健闘した久田敏之(群馬=39)が当地に連続で参戦する。抽選の結果、同時開催だったGⅡ「レディースチャレンジカップ」で寺田千恵(岡山=51)を優勝に導いた56号機を獲得して、前検から確かな手応えをつかみとっていた。

 今節は2連対率40%オーバーのエンジンが不在。好調機の少ない、いわゆる低調機シリーズだ。SG戦で上位級の動きを披露していたエンジンがあまりないだけに、その中に入れば2連対率で上位34位までが、使用されていなかった「レディースチャレンジC」とはいえ、V機を獲得したのは強みだ。

「さすがに優勝エンジンだし、前検からいい感じはありましたね。プロペラも前回と似たような感じに叩いていけば良くなると思いますよ」と久田の表情は明るい。

 他のドリーム組の中では77号機を得た佐藤翼(埼玉=32)の動きも力強かった。また、他の予選組では永田秀二(東京=35)の「48」、中村尊(埼玉=40)の「75」、塩崎優司(愛知=48)の「70」、安部慎一(福岡=33)の「58」は近況、気配上昇中のエンジンだけにコース不問の活躍も期待できそうだ。

 なお、今節は7日間シリーズで勝ち上がり段階で5日目に準優進出戦が4つ、6日目に準優勝戦が2つ組まれている。