【若松ボート・BBCトーナメント】相性いい水面で復活期す昨年覇者・田村隆信

2020年12月01日 15時51分

田村隆信
田村隆信

【若松PGⅠ注目選手】田村隆信(42)徳島支部・85期

 昨年、新設されたプレミアムGⅠ「ボートレースバトルチャンピオン(BBC)トーナメント」の第2回大会が12月3日からボートレース若松で開催される。2020年のSG、プレミアムGⅠで活躍したボート界の顔と呼べる選手が集結。〝負ければ終わり!〟という一発勝負の4日間短期決戦で激突する。注目は第1回大会で優勝し、初代チャンピオンとなった田村隆信だ。

 昨年は同大会を含むGⅠ3勝で年末の大一番・住之江SGグランプリにも出場する活躍を見せたが、今年に入るとリズム一変。地元・鳴門の正月レースでまさかの予選敗退。その後も優勝ゼロの大苦戦に「近年の中でも今年のリズムは良くない。準優には乗れているし、しのげてはいるのかな。ただ、それだけではダメなんですよね。ここ最近の中で賞金額も一番悪いし、単純にGPシリーズにも乗れないんですから」とポツリ。

 その要因については「今年最大の目標が地元・鳴門のSGオーシャンカップだったけど、そこでフライングを切ってしまった。それが全て。モチベーションを上げきれなくなってしまった。それぐらいオーシャンに気持ちを入れていた証拠かな」と分析する。

 もちろん、このままでは終われないはず。このBBCトーナメントが「自分の中では今年最後の1番大きなレース。結果を出したいし、来年につなげたい。3月の福岡SGクラシックの権利を取るにはここか、来年2月の地区選しかない」と闘志を燃やす。

 何より「誰にでもチャンスのある大会だと思う。確かに初日こそ選考順位の差は大きいと思うけど、1回戦から3着3回で優出できるし、優勝戦の枠番抽選が大きくものをいいますからね」と戦い方は熟知している。

 若松ボートでは2004年の当地オーシャンCでSG初制覇を果たした思い出の水面。さらに近況の当地SG、GⅠ戦では現在4節連続で優勝戦に進出という抜群の相性の良さ。「イメージはいい。スタートもレースも違和感はないし、走りやすい印象です。何がいいかはよく分からないけど、方角がいいのかな(笑)それに先日のフライング休みで支部訓練とか練習もしているし、何よりリフレッシュできた。気持ちは切り替えられていると思う。ボクが今年、目立てるレースはもうBBCしかない。しっかり頑張ります」と田村スマイルもはじけた。

 リズムに乗れなかった2020年だが〝終わりよければ全て良し〟――。大会連覇に向けて初日からパワー全開の走りに期待したい。
 
〈昨年は棚ボタV〉1回戦→準々決勝→準決勝→決勝と勝ち上がり方式のBBCトーナメント。各レース3着以上の選手が次のステップに進める。昨年大会の田村はトーナメント戦では2、3、3着と未勝利で優勝戦まで勝ち上がった。そして、その優勝戦では枠番抽選で絶好枠の1号艇をゲットしてのVだった。優勝インタビューでは「棚からボタ餅という言葉しかないですよね。得点トップでもないし…。この大会を一番、満喫したのはボクでしょう。いい大会だと思いますよ。抽選で運があることを証明した」と満面の笑みで振り返っていた。

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