ボートレース浜名湖の「中京スポーツ もみじ杯」は25日、予選2日目を終了した。

 初日連勝発進だった西村拓也(大阪=33)と金子龍介(兵庫=47)の2人は西村がさらに連勝を「4」に伸ばした一方で、金子は4、1着と一歩後退。機力相場でも西村は断然といえる雰囲気で、早くも完全Vまで視野に入ってきた、と言えそうだ。

 ただ、2日目は地元静岡支部勢の巻き返しも目についた。全12レース中、7勝を挙げる活躍で特に1Rの柴田百恵(静岡=21)と、7Rを制した芹沢克彦(静岡=42)は師弟コンビ。揃っての白星奪取として、最良の日となったといえそうだ。

 1レース終了後は師匠・芹沢から「彼女(柴田)については何にも心配してません。これからもっと強くなると思う」とお褒めの言葉も頂いた柴田。レースでは、スタートでやや遅れ気味となり、1号艇ながらすっきり逃げたというわけではなかったが、道中は男子相手に一歩も引くことなく、冷静にさばいたことが勝利につながった。

 舟足は「まだまだ。乗り心地はしっかりしているけど…。3日目は外枠だし、スタートもしっかり決めたい」と発展途上のようだが、そんな状態でも3、3、1着とまとめているのが何より成長の証しだろう。レース後にはクランクシャフト交換の〝大手術〟も施し、さらなるパワーアップも図ったのも、やる気の表れだ。

 また、今節はもう一つ、気合が入っているわけがある。というのも、先日、中間集計が発表された来年3月のGⅡ芦屋「レディースオールスター」のファン投票において現在、出場圏内の27位につけている。投票締め切りは今月末までとあって、ここで男子相手に好走を披露してファンにさらなるアピールをしたいからだ。