ボートレース戸田の「ヴィーナスシリーズ第17戦」は21日、4日間の予選が終了。5日目の22日はシリーズ最大のヤマ場、準優勝戦が10~12Rで行われる。

 予選トップ通過を果たしたのは7戦4勝全3連対の鎌倉涼(大阪=31)。連勝発進を決めた初日からその座を明け渡すことなく、準優12Rの1号艇を手にした。

 4日目連勝で得点率2位となった水野望美(愛知=32)が準優10R、同じく連勝で3日目の10位から3位にジャンプアップした清水沙樹(東京=33)が準優11Rの1号艇を手にした。5日目は、その清水の走りに注目したい。

 予選4日目の前半6Rは2コースから差し切ると、後半11Rはイン逃げ。2走ともにトップスタートでの快勝とスタート巧者らしいレースを披露した。

 ピットに戻ると「準優1号艇なんですか! 信じられないです。最近の女子戦は4節連続で18位に滑り込んでいたので、うれしいですね」とニッコリ。「安定板がついても変わらず足は良かった。バランス型でいい方だと思います。伸びを求めた初日はその伸びがついたし、しっかり合わせれば反応がある。いいエンジンだと思いますよ」と仕上がりも万全だ。

 滑り込みで準優に臨んでいた4節はいずれも敗退しており、絶好枠の今回はしっかりモノにしたいところ。「準優1号艇は久々で緊張もするけど、Sはしっかり決められているので、頑張って逃げます。まずは優出ですけど、エンジンもいいですし、その先もこっそり狙っています」と昨年12月児島戦以来となるVに向け、得意のイン速攻を決めるつもりだ。