ボートレース江戸川の「スカパー!・JLC杯 ルーキーシリーズ第22戦」は18日、予選2日目を終了した。

 前日の初日「選抜戦」を制していた地元の宮之原輝紀(東京=22)は8R6号艇の1回走りを無難な3着にまとめた。ただ、「立ち上がりの足が甘い。回ってからの鈍さが気になる。スリットとか行き足は問題ない」と、舟足はまだ中堅級でもうひと押しが欲しいところのようだ。

 初日連勝発進した加藤翔馬(兵庫=23)は7Rのイン戦を落として3着に敗れたものの、現時点での得点率トップに立っている。

 この加藤を猛追しているのが、自身通算100勝目のメモリアルゴールを挙げて、2、1、2着と3戦オール2連対としている伏見俊介(東京=29)だ。

 通算99勝で当地入りした今節は、初日は7Rの4コースから2着発進。今節は2連対率31%と中堅クラスの33号機とのコンビながら初日を終えると「まあまあくらいになった」と素早い調整で機力アップに成功していた。

 迎えた2日目前半2Rでは3コースからコンマ23のトップ(タイ)スタートを決めると、1Mでは鮮やかなまくり差しハンドルを繰り出して、待望の100勝ゴールを駆け抜けた。ところが、後半9Rは絶好のイン戦だったが、スタートで立ち遅れて絶望的な状況。それでも、何とか2着に踏ん張ってオール2連対と活躍した。

 レース後は「後半は起こしが来なかったですね。(100勝は)通過点なのでまた、頑張ります。足は普通くらいだけど乗りやすさはあります」と話した。準優戦の絶好枠獲得のためにも3日目以降も上位着を狙っていく。

 伏見は1991年6月1日生まれ。東京支部の114期生。2014年7月の多摩川一般戦で初1着。18日の勝利で通算100勝とした。今年3月の三国ルーキーSで自身初優出したが、優勝はまだない。