ボートレース住之江のGⅢ「マスターズリーグ第9戦ダイナミック敢闘旗」は12日、予選2日目が終了した。

 初日から無傷の3連勝でシリーズをリードしているのが野添貴裕(大阪=48)。2日目6Rはは5号艇での登場も、ピット離れで赤峰和也(佐賀=50)が遅れると4コースカドを確保し、一気にまくり快勝した。「そこまで握ってないのに出て行った。全速なら余裕でまくれましたね」と振り返った。

 舟足に関しても「いいですね。乗りやすいのが一番。中間足もいい」と申し分ない仕上がりにニンマリ。今節は選手代表も兼ねておりバタバタしているが、相棒の80号機を味方に連勝をどこまで伸ばすか。

 その野添と機力そん色ないのがエース・83号機を操る山本英志(東京=45)。2日目7Rは2コースからスリット伸ばしてまくり切った。初日は2、4着だっただけに流れに乗れる1着だ。

「初日は力を持て余していたけど、かなり良くなっていた。回転の上がりがめちゃ早くて力強い。引き波でも気にならない」と声が弾む。2強の直接対決はないが、3日目以降も要注目だ。

 2日目8R5号艇と12R1号艇で連勝した三嶌誠司(香川=52)も上昇ムード。「前半のまくり差しは自分でもびっくりしている。足は良くなっているけどいい人とは差を感じるね」とさらなる上積みを狙っている。

 他には初日から1、2、2着とオール2連対をキープしている貞兼淳二(福岡=47)や3戦2勝の野中義生(静岡=55)も得点率上位につけている。