ボートレース児島のGⅢオールレディース「第32回瀬戸の女王決定戦」は12日、女子の熱きバトルが幕を開けた。

 注目の12R「クイーンドリーム」は、2号艇の平高奈菜(香川=33)のまくりに反応した1号艇の寺田千恵(岡山=51)が抵抗し外に流れたところを岩崎芳美(徳島=48)がズバッと1M差し抜けて1着ゴール。2着には1M展開を捉えた5号艇・海野ゆかり(広島=46)、寺田は道中、猛追して3着に残し3連単6万4120円の波乱決着となった。

 地元のイン戦で敗れた寺田だが「スタートに尽きます。ペラ調整をして足自体は悪くないですよ。あの隊形からでも道中で追い上げられたしね」と舟足に関しては悲観は一切ない。

 13日、予選2日目は12Rでダブルドリーム第2弾の「プリンセスドリーム」が組まれており、絶好枠には地元期待の星・守屋美穂(岡山=31)が座る。初日は6Rで6コースから内艇を豪快にのみ込む一気のまくりで快勝、後半11R4号艇でも2着とし1、2着の上々の滑り出しを決めた。

 気になる舟足に関しても「ペラは前回の人のままでレースにいったけど、足はいいですね。伸びは足併せをしていないので何とも言えないけど、ターン回りが良くて小回りが利く。それに回った後の押しもいい。つながりがいいのでレースもしやすい。あとは乗りながらペラ微調整でいいと思う」と早くも手応えをつかんでおり、2日目以降も好走の期待が高まる。