ボートレース住之江のGⅢ「マスターズリーグ第9戦ダイナミック敢闘旗」は11日、熱戦の幕を開ける。

 初日メイン12R「ドリーム戦」は今シリーズのV有力候補6艇の激突となるが、早くも選手間で評判の気配となっているのが一宮稔弘(徳島=49)と山本英志(東京=45)の2人だ。

 このDR戦のデモンストレーションともいえた前検日のスタート特訓で1号艇の倉谷和信(大阪=57)が「ダッシュの2人(一宮、山本)にだいぶ出られた」と脱帽すれば、深川真二(佐賀=46)も「タッチ(早いタイミング)のスタートを行っても出られるんじゃないかな」と両者に脅威を感じている。

 特に山本は6秒68と断然の前検一番時計を叩き出しているように、2連対率60%超の優良83号機だけに「エンジンは強い。体感もいいですね」と、満足そうな表情だった。

 DR戦は一宮が5号艇。山本が6号艇と、揃って不利な外枠となるが〝高配当の使者〟となる可能性も十分。要注目だ。