【江戸川ボート・ヴィーナスS】引退危機回避の西舘果里が2、1着の好発進

2020年11月05日 19時42分

西舘果里

 ボートレース江戸川の「ヴィーナスシリーズ第16戦 yes!高須クリニック杯」が5日、開幕した。

 初日12R「江戸川選抜戦」は絶好枠の田口節子(岡山=39)がイン逃げ快勝。まくりで制した8Rからの連勝を飾った。「プロペラを叩いて舟足は前検より良くなりました。中堅ぐらいですね」と、低調だった45号機をさすがの調整力で、素早く中堅級に立て直してみせた。

 同2着の落合直子(大阪=36)は前半7Rを逃げ切っており、1、2着と2連対。F2による60日の休み明け初戦とあって、前検日の時点ではレース勘を不安視していたが「足は出て行くことはないけど、かかりが良くて乗りやすかった。これで十分です」と、余裕のコメント。

 ともに江戸川巧者だけに、まずは選抜戦で1、2着した両者がV候補に名乗りを上げたが、予選スタート組で注目したいのが地元の西舘果里(みさと、東京=33)だ。
 
 初日の前半2Rは3コースから差して道中の接戦を制して2着ゴール。後半9Rは1Mでズバッと差し切る快勝で2、1着の好発進を決めた。

 今節はエース51号機が相棒。「エンジンのおかげですね。伸びとか出足という特長よりも、全体的な力強さを感じます。回ってから押す感じもあります。ただ、乗り心地だけがあまり良くないので、そこを修正したいです」と、そのポテンシャルを十分に引き出している。

 前期は事故点の累積で4期通算勝率による選手生命の危機を迎えていたが、来期(2021年前期)適用勝率で自己最高タイの4・88をマークし引退を回避した。

 まっさらな状態で新期を迎え「回避できて良かったけど、レースに臨む気持ちを変えるつもりはないです。ただ、今まで以上に思い切ったレースもできるし、もっとレベルアップしたい。A級を目指します」と、飛躍を誓う。2日目以降も熱い走り見せてくれるはずだ。

 西舘は1986年11月27日生まれ。2013年11月平和島で東京支部113期生としてデビュー。高校時代はソフトボールで高校総体3位。実業団リーグでも活躍したが、引退後にボートレースに転向。Fなどの事故が多く伸び悩んできたが、ここにきて成績は右肩上がり。引退危機を回避した今期からの活躍が期待される。