【桐生ボート・GI開設64周年記念】〝機力充実〟の枝尾賢に大仕事の予感

2020年11月02日 22時21分

枝尾賢

 ボートレース桐生のGⅠ「開設64周年記念 赤城雷神杯」は2日、5日目を終了した。

 この日は最激戦の準優勝戦3番勝負が行われ、9Rは2号艇の山口剛(広島=38)が抜群のピット離れを見せて1号艇の福来剛(東京=39)からインを奪取し、コンマ06の好スタートを決めて逃げ切り快勝。2着は1M外マイで追走した吉田拡郎(岡山=38)が入った。

 10Rは地元の久田敏之(群馬=39)がインからコンマ06のトップスタートを決めて押し切った。2着は森野正弘(山口=35)を2Mで振り切った枝尾賢(福岡=38)。

 11Rは地元エースの毒島誠(群馬=36)が篠崎仁志(福岡=32)のまくりを受け止めて逃げ切り。福島勇樹(東京=41)との接戦を制した篠崎が2着。

 この結果、3日の12Rで行われる優勝戦のメンバーは次の通り。

 1号艇・毒島誠(群馬=36)
 2号艇・久田敏之(群馬=39)
 3号艇・山口剛(広島=38)
 4号艇・枝尾賢(福岡=38)
 5号艇・篠崎仁志(福岡=32)
 6号艇・吉田拡郎(岡山=38)

 1、2号艇を固めた地元両者が強力だが、注目したいのが枝尾だ。

 今年は7月の鳴門オーシャンカップでSG初優出(5着)すると、前節の大村ダービーでも優出(5着)と、大舞台での活躍が目覚ましい。

「オーシャンCの時は優出して何もできなかったけど、ダービーは周りを見ることができるようになりました。着順は同じなんですけどね(笑い)」と大舞台での経験が今の枝尾の血となり肉となっている。

 今節も前節優勝の63号機を引き当てるなど流れも良く、オール3連対の活躍で予選を5位でクリア。準優勝戦10Rもしっかり2着を確保してGⅠ通算5度目の優出となった。

「足はいい。出足型でいい方だと思う。伸びも悪くない状態。乗り心地も大丈夫です」と機は万全の状態にある。

「オーシャンCの後は空回りして勝率も落ちてしまったけど、ダービーは楽しんで乗れました。今節も楽しんで乗れています。いい意味で気楽に行きたいです」とSGで体得した〝自然体〟で昨年9月の江戸川64周年記念以来のGⅠ・2Vを狙っていく。

 枝尾は1982年1月2日生まれ。福岡支部の89期生。2010年4月の鳴門タイトル戦で初V。2019年9月の江戸川64周年記念でGⅠ初V。今年はSGで2度優出するなど、大舞台での活躍が目立つ。今、最も〝旬な男〟だ。