ボートレース蒲郡の一般戦は28日に予選3日目を終了した。29日の4日目は第9~11Rで、シリーズ最大のヤマ場、準優勝戦が争われる。

 予選トップ通過を果たしたのは予選4走して3勝3着1本の重野哲之(静岡=41)。「いいエンジンではないけど、悪いエンジンでもない。ベストを探りたい」と、機力の上積みに向けて余念がなく、2位・今井貴士(福岡=36)、3位・宮下元胤(愛知=37)とともに準優戦1号艇を獲得した。

 一方、穴候補として狙ってみたいのが11R4号艇の深川麻奈美(福岡=33)だ。

 予選最終日の3日目前半3Rは3コースから目の覚めるようなまくり差しで快勝。ただ、後半9Rは5コースからまくり差しが入らず、道中も見せ場なく5着。ピットから引き揚げてくると「エンジンはいいんですけど、回転を合わせるのが難しい。いい時と悪い時の差が激しいですね。合えば全体にいいし、上位クラス。いろいろやっているんですけど…」と苦悶の表情を浮かべた。

 来月には当地でGⅡレディースチャレンジCが控えている。当然、直前に走れるのは大きな意味を持ち「今節は次につなげるためにきた。いいエンジンなので一走一走大事にして、自分のレースがしたい」と気合十分。28日現在で女子賞金ランクは16位。まずは優出切符をつかみ、年末決戦に向けて少しでも賞金の上積みを図りたい。