ボートレース蒲郡の「三河湾グランプリ」が26日に開幕する。25日はエンジン抽選やスタート特訓などの前検作業が行われた。

 優勝候補が集まった初日第12Rドリーム戦には、地元から柳沢一(愛知=39)と杉山正樹(愛知=41)が参戦する。

 当地での近況戦績なら2節連続優勝中の杉山が断然だ。5月に新エンジンに切り替わってから2回参戦しており、7月は4コースのカドからまくってV。8月の「男女W優勝戦」では、6コースからまくり差しで突き抜けて、穴党ファンを喜ばせている。

「連続優勝はあるけど、ダッシュ戦で決めちゃうのは、そう簡単じゃないですよね(笑い)。レース展開が良かったこともあるけど、舟足も良かったのも大きかった」と、振り返る姿には充実感も漂っている。

 優勝した2回は、いずれも思い切った伸び型仕様が奏功しており「伸びる杉山」は好調時の目安といってもいい。今節も前検日のスタート特訓気配は伸び加減で悪くなく、楽しみがある。