【多摩川ボート・JLCカップ】前田篤哉が驚速S決め連続優勝「1ミリも緊張がなかった」

2020年10月21日 18時44分

前田篤哉

 ボートレース多摩川のルーキーシリーズ第19戦「スカパー!・第21回JLCカップ」は21日、最終日が開催され、12R優勝戦は1号艇の前田篤哉(愛知=23)がイン逃げで快勝。前節桐生のデビュー初Vから連続優勝を達成した。

 注目の優勝戦は進入に動きはなく〈123/456〉の枠なり3対3。各艇がS踏み込んでいく中、1号艇の前田がコンマ02の驚速Sを決めるイン速攻。ペラ調整で仕上げた強力な出足を発揮し、1Mを立ち上がった時はすでに独走態勢に持ち込んで勝負を決めた。「Sは早いと思ったけど藤原さんが勢いあったし、レバーを放りたくなかったので体で調整した。入っていれば勝てると思ったので、1Mを回ってホッとした」とレースを振り返った。

 デビュー3年、通算13回目の優出でようやく手にした前節の初Vとは対照的に、今節は「あっさり」と言ってもいいほどの勢いを感じさせた。その要因を「勝ちたい気持ちはあったけど、今回は1ミリも緊張がなかった。前回優勝できたのが大きかったし、逆に緊張しないとアカンって思ったくらい今回は気楽に行けたので」と分析するように、メンタル面の成長も大きかった。

 期末の快進撃で2021年前期のA1級初昇格はほぼ確定。「A1になったら上の舞台で走らせてもらえると思うので、そこでしっかり自分のレースをしたい」と早くも来期を見据える。ますます勢いづく若武者の今後の走りに注目だ。

 前田は1996年11月29日生まれ。愛知支部の120期生。2017年5月とこなめでデビューすると、7月桐生で初勝利。20年10月の桐生ルーキーSで念願の初優勝を遂げた。前田滉(愛知・123期)と前田翔(愛知・124期)は双子の弟。