【大村ボートSGダービー】賞金22位・馬場貴也 1号艇3着発進も平然「足も普通ぐらいある」

2020年10月20日 22時57分

守田俊介(左)と話し込む馬場貴也

 ボートレース大村のSG「第67回ダービー」は20日、初日の熱戦を終了した。

 いきなりオープニングカードの第1Rで万舟券が飛び出し、有利なはずの1号艇が連敗するなど、波乱ムードで滑り出した初日だったが、メインレース第12Rドリーム戦でボート界の〝スーパースター〟峰竜太(佐賀=35)が快勝するなど、終わってみれば逃げが8本も決まる〝イン天国〟大村らしい一日となった。

 そんな中、初日7Rの〝大事な〟イン戦を落としてしまったのが馬場貴也(滋賀=36)なのだが、この痛い敗戦にも、めげた様子はなく虎視眈々と中盤戦以降の逆襲をもくろんでいる。

 無冠の大器が初タイトルを獲得したのは2018年の芦屋SGチャレンジC。昨年はグランプリのトライアル1stで敗退したものの、SGグランプリシリーズに回って優勝。今年はSGでの優出こそないが、7月のびわこ68周年記念で涙の地元GⅠ初優勝と、3年連続で特別タイトルVを飾っている。

 もちろん今年もグランプリ出場が大目標。だからこそ、前節の鳴門(一般戦)では、優勝戦6号艇から珍しく「コースを取りに行って」4コースを奪ってVを果たした。

 SGを勝ってからたくましさを増していたが、近況は駆け引きの面でも進境がうかがえる。

 今節初戦(7R)は大事なイン戦で佐藤翼(埼玉=32)にまくられ3着。ただ、本人にショックの色はない。「4号艇(佐藤)の伸びはすごかった。相手が悪かった。でも、乗り心地を含めて道中の感じは悪くなかったし、足も普通ぐらいあると思う」と、2周1Mの全速戦で徳増秀樹(静岡=45)を振り切り、3着を確保したことに意義を見いだしたようだ。

 ルーキーのころから師匠の守田俊介(滋賀=45)には〝しっかり乗れるようにしておけ〟と言われてきただけに「乗り心地を崩さないようにして、全体に底上げできれば」と調整を模索する。

 今年の獲得賞金は20日現在、グランプリ18枠の圏外となる22位。「グランプリを見据えると、ここからのレースは賞金のウエートが大きくなるので」と、3年連続のGP出場へ向け、2日目以降も妥協なしのレースを披露する。

 馬場は1984年3月26日生まれ。滋賀支部の93期生。2018年11月の芦屋チャレンジカップでSG初V。昨年12月の住之江グランプリシリーズも制覇し、通算SG2V。スピード感あふれるまくり差しが代名詞の滋賀支部が誇るスター候補だ。