ボートレース多摩川の「ルーキーシリーズ第19戦スカパー!・第21回JLCカップ」は20日、シリーズ5日目を展開。今節、最大のヤマ場となった準優戦3番を終えて、21日最終日の第12Rで争われる優勝戦に進出するベスト6強が次の通りに決まった。

1号艇・前田 篤哉(愛知=23)

2号艇・宮之原輝紀(東京=22)

3号艇・藤原啓史朗(岡山=30)

4号艇・松尾  拓(三重=32)

5号艇・佐藤隆太郎(東京=26)

6号艇・上田 龍星(大阪=25)

 今シリーズ、圧倒的な強さで予選トップを快走してきた松尾が準優12Rで2着に敗れる波乱…。思わぬ形で優勝戦のポールポジションが巡ってきた前田だが、ここまでは松尾や藤原ら年長世代に負けぬ堂々のレースぶりだった。

 肝心の舟足も「出足、回り足がいい。(ターンして)舟が返ってくるし前に進んでいる。伸びで出るまでではないけど、余裕があって伸び返す感じもある」と、負けることはない仕上がりだ。

 前田は前節の桐生「ルーキーシリーズ第18戦」で念願の初優勝を遂げたばかり。その好リズムは今節も健在で、勢いはそのまま。連続Vがかかる優勝戦は「意識せずに行く。僕は意識するとダメになるタイプなので…」とあくまで自然体で臨む構えだ。