【びわこボート・秩父宮妃記念杯】大上卓人 豪快カドまくりV!「僕一人ではこの結果はなかった」

2020年10月19日 18時52分

GⅡ初制覇を果たした大上卓人

 熱戦を繰り広げてきたボートレースびわこのGⅡ「第64回秩父宮妃記念杯」は19日最終日、第12Rで優勝戦が行われ、4号艇の大上卓人(広島=30)が4コースから豪快なまくりを決めて快勝! 今年3度目、通算10Vとして、うれしい自身初のGⅡタイトルを手にした。


 自他ともに「トップ」と認める1号艇・河合佑樹(静岡=33)の舟足を前にして、最後まであきらめず調整を続けていた。

「朝の特訓では自分なりに伸びをつけようとしたけど、つかなくて…。木下(翔太・大阪=29)さんに相談したら、野添(貴裕・大阪=47)さんに話をしてくれて…。それでアドバイスをもらってプロペラを叩きました」

 この最後の〝あがき〟が功を奏した。本番は4コースのカド位置からコンマ08のトップスタートを切ると、それまでなかった伸び足で3号艇の同期・丸野一樹(滋賀=29)を振り切り、1号艇・河合へと襲い掛かる。追う者の勢いは衰えることを知らず、1Mは河合もろとも豪快にまくってのみ込んだ。

「道中はもう、感謝の気持ちばかり出てきました…。僕一人では、この結果はなかった」と目を潤ませたが、これは大上にとっても〝区切り〟にすぎない。

 この優勝で来年3月のSG「第56回クラシック」(福岡)への出場権をゲット。また、優勝賞金450万円を加算してランク77位に浮上。暮れのSGグランプリシリーズ(12月15日開幕、平和島)出場も視界に入ってきた。

「まだ全然…。一走一走、いいレースをしていくだけです」と気を引き締める。ただ、着実に実績と実力はトップレーサーへと近づきつつある。今後、さらなる上の舞台での走りにも注目したい。

【関連記事】