【津ボート・オールレディース】細川裕子が別格の安定感

2020年10月18日 19時00分

細川裕子

 ボートレース津のGⅢ「津オールレディース」は18日、予選2日目を終了した。

 この日は第6Rではフライング2本持ちの松瀬弘美が3コースまくりを決め、19万4470円の特大万舟券! 初日好発進を決めていた松本晶恵が(群馬=33)が一転して、4着2本と着を落とすなど、いささか乱戦模様だった。

 そんな中、2日目はメイン12Rの「ツーコドリーム」を制するなど連勝! ここまで4走2勝オール2連対と、一人だけ別格の安定感を誇っているのが細川裕子(愛知=38)だ。

 正直なところ、今節は苦戦も予想されていた。というのも、手にした33号機の前操者が〝イン屋〟でおなじみの西田靖(東京=58)だったからだ。

 選手持ちプロペラ制度が廃止になって8年半が経過。〝現行制度あるある〟なのだが、戦法が極端な選手のあとに、エンジンを引き継いだ選手は、プロペラの形も独特で、調整に苦心することが多いと言われているからだ。

 それでも細川は、「自分は特殊な形のプロペラでも乗れることがあるし、このままで行ってみようかな」と前検日から密かに自信をのぞかせていたのだ。実際、実戦レースでもうまく乗りこなして、「西田ペラ」の良さを引き出している。特に連勝の2日目は圧巻の走りで、2日目8Rでは好ピット離れから1つ内コースを奪取して、まくり快勝! 後半12Rドリーム戦も、スタート隊形こそ劣勢だったものの、出足の違いでバックストレッチでは突き放した。

 19日の3日目は6枠(4R)、4枠(10R)。再度の好ピット離れを期待したいところだが「完全な出足型だが、伸びが売り切れることもなくなった」とのことで、ダッシュ戦になっても問題なさそう。「進入をどうするかは当日に考えたい」と戦法は臨機応変になりそうだが、どのコースからでも行ける仕上がりはライバルにとってこれ以上ない脅威となりそうだ。

 細川は1981年12月11日生まれ、愛知支部の88期生。女子屈指のターン巧者として、長きに渡って活躍しており、通算優勝は10回ながらレディースチャンピオンでの優出が今年の多摩川大会を含め、5回ある、女子艇界の名バイプレーヤーだ。