ボートレース蒲郡の「日本財団会長杯争奪戦」が17日、開幕した。今節は7日間の長丁場で準優進出戦を採用。勝ち上がりシステムは4日目9Rまでが予選。その後は得点率上位36人が5日目6~11Rの準優進出戦に、1~3着までの18人が6日目9~11Rの準優勝戦に進む。

 初日、舟足が光ったのは第4Rで6コースから2着に入線した柴田光(群馬=48)だ。タッグを組む77号機は、2節前のオールレディースで細川裕子(愛知=38)が優出した好エンジンで、そのパワーをしっかり引き継いでいる。後半の第12Rドリーム戦も3着にまとめた。

「乗りやすくてレースがしやすい。起こした時の反応がいいので、スタートを決めやすいね」と初戦から手応えをつかみ取っている。

 その初日ドリーム戦を制した仲口博崇(愛知=48)と、石田章央(静岡=44)の2人が連勝発進を決めたが、ともに1、2号艇と枠番利が大きかった側面もある。インパクトの面では、ピット離れで強力に飛び出した後藤翔之(東京=34)の方が勝っていた。