【桐生ボート・ルーキーS】前田篤哉〝13度目で正直〟で念願初V! 3コースまくり差し一閃

2020年10月10日 21時48分

好相性の桐生で初優勝を飾った前田篤哉

 ボートレース桐生のルーキーシリーズ第18戦「スカパー!第20回JLCカップ」は10日、最終日が開催され、12R優勝戦は前田篤哉(愛知=23)がまくり差しで制し、念願の自身初Vを成し遂げた。

 進入争いには大きな動きもなく〈123/456〉の枠なり3対3に落ち着いた。微風、静水面の絶好のレースコンディション。準優戦からエンジンも仕上がり、地元初Vに燃えるイン・関浩哉(群馬=25)に敵はいないかと思われたが、そこに〝愛知の新星〟が牙をむいた。

 前田は3コースから「様子は見たけどレバーは握ったまま全速」のコンマ09のトップスタートを決めると、カド攻めの新開航(福岡=24)を受け止める。2コース・野中一平が1M(スピードを)落としたところを見逃さず、5日目準優9Rの再現と言わんばかりのまくり差しを一閃させて抜け出すと、関の猛追を振り切って待望の初優勝を飾った。

 これまで12度の優出では涙をのんだが、13度目での美酒に「ここまで長かったですね。チャンスは何回もありましたからね。これでホッとしました。(優勝できて)うれしいです。いつも応援してくれている家族に(このうれしさを)伝えたいです」と笑顔を見せた。

 当地・桐生はデビュー初1着で水神祭を飾った思い出の水面。「良くないエンジンだったけど、大きなことはしてなくてもエンジンが出てくれます。優勝戦もエンジンは動いてくれていました」と抜群の水面相性を生かしての初Vだ。

 最後に「僕はあまり目標を立てることはないです。一走一走目の前のレースを集中して走りたいです」と話した。今後のルーキーシリーズでも主力級の活躍を期待したい。

 前田は1996年11月29日生まれ。愛知支部の120期生。2017年7月の桐生一般戦で初1着。今節、13度目の優出にして、念願の初Vを達成した。