ボートレース鳴門のGⅢオールレディース「第36回渦の女王決定戦」は7日、予選4日目を終了した。

 前日まで得点率トップだった松本晶恵(群馬=33)が1Rで不良航法(マイナス10点)を取られ後退。代わって連勝を決めた細川裕子(愛知=38)がトップ通過を決めた。この細川と2位・海野ゆかり(広島=46)、3位・津田裕絵(山口=34)が8日の準優勝戦1号艇を獲得した。

 そんな中、〝未来の女王〟と期待される生田波美音(東京=18)も好走を披露しベスト18入りを決めた。

 3Rで3コースの松尾夏海(香川=28)をまくり、最内が空いたところを差して2着。続く9Rは道中、格上の松本晶恵(群馬=33)相手に競り勝ち2着とし、予選第11位で準優勝戦に駒を進めた。

「展示から乗りやすかった。タイムも出てきたし、レースがしやすい。調整も合ってきた」と日増しに上昇している。

 自身2回目の予選突破。初の準優勝戦となった今年2月の尼崎ヴィーナスシリーズでは転覆と悔しい思いをした。「前回は1Mでこけてしまったので、今回はリベンジだと思っている」と気合は十分だ。

 昨年5月、多摩川でデビューしたが、その当時から旋回力では非凡なものを見せていた。今節もしっかり着をまとめ、舟足も悪くない。

 準優11Rは4号艇。「コースはダッシュの方が気楽に行ける。舟券に絡んで初優出したいです」。初の優勝戦進出なるか注目だ。