ボートレース児島のGI「児島キングカップ開設68周年記念」は2日、シリーズ4日目の予選最終日を終了。3日、5日目に行われる準優勝戦に勝ち進む、ベスト18が出揃った。

 その予選ロードは菊地孝平(静岡=42)が得点率トップでクリア。2位が峰竜太(佐賀=35)、3位は山崎智也(群馬=46)となり、この3選手が各準優勝戦の1号艇を獲得している。佳境の準優勝戦3番勝負はもちろん、予選を上位で突破した好枠番勢が優勢だが、本紙が伏兵として注目しているのが、今垣光太郎(福井=51)だ。

 2日の予選最終日6Rは、4コースからコンマ22と〝控えめ〟のスタートだったが、差して先行した安河内将(佐賀=30)と道中、激しい首位争いを展開。惜しくも2着に敗れたが、それでも初日6、4着という大ピンチから、その後2、2、1、2着とガラリ一変! 得点率第7位で予選突破を果たした。

 エンジンの仕上がりに関しても「カドだったので伸び仕様に調整をしたけど、思ったほど伸びなかった。でも、舟足は悪くないですよ。全体的に『◎』に近いところにいます。ターン回りもいいです。出ている安河内君じゃなかったら、捕まえていたと思います」と満足そうに話す。

 今年は2優出1Vと本来の力を発揮できていないが、児島は1999年のクラシックでSG初優勝を飾ったメモリアルプール。「ここで優勝をしてからブレークしましたから。また、優勝して再ブレークといきたいですね(笑い)」と、その気になっている。

 もっか、2020年獲得賞金ランクは58位に低迷中で、11月末のSG蒲郡「第23回チャレンジカップ」出場権獲得に向けて、後がない状況に追い込まれている。そのためにも、ここは何が何でも優勝戦進出を果たしたいところ。気合のレースに注目だ!