ボートレース蒲郡のGⅢ「オールレディース ガマの女王決定戦」が21日、開幕。20日の前検はエンジン抽選とスタート特訓が行われた。

 V候補筆頭で初日12Rドリーム戦は1号艇の松本晶恵(群馬=33)。好素性の49号機を得て前検から力強い動きを披露した。

「スタートする時の感じが良かった。私は地元の桐生がナイター場なので夜の方が好き。その中でも蒲郡はすごく好きなので頑張りたいですね」と表情は明るい。

 また、他のドリーム組では田口節子(岡山=39)、岩崎芳美(徳島=48)の行き足は上々。細川裕子(愛知=38)、宇野弥生(愛知=34)、堀之内紀代子(岡山=41)らは目立たず前検の段階では並レベルだ。

 予選スタート組で注目したいのは2016年12月以来の蒲郡参戦となる、元愛知支部の永井聖美(東京=41)だ。99期の小林泰(東京=35)と結婚、産休を経て昨年8月のびわこで実戦に復帰し、1年以上が過ぎた。

 以前は女子戦で常に優勝候補に名が挙がった実力者だが、復帰後は12節走り、まだ優出がない。

「スタートを全速でしっかり決めること(を心掛ける)とか、以前とやることは変わらないんだけど、やっぱりターンがダメ。A1にいたころと比べ、まだ戻ったとは言えないですよね。ただ、勝ちたい気持ちは前と変わっていない。ターンの仕方とか展開の読みとか、そのへんを向上させないと」という。

 今節手にした47号機はエース機候補のひとつで前検から動きは軽快だった。「久しぶりに来ると懐かしい」という愛着ある元地元水面で復活を目指す。