ボートレース若松のGⅢ「オールレディースJALカップ」は18日、シリーズ最大の勝負どころ、準優勝戦3番勝負が行われ、19日最終日の第12レースで争われる優勝戦のメンバーが決定した。ベスト6は下記の通り。

1号艇 遠藤エミ(滋賀=32)
2号艇 川野芽唯(福岡=34)
3号艇 小野生奈(福岡=31)
4号艇 守屋美穂(岡山=31)
5号艇 犬童千秋(福岡=35)
6号艇 中川りな(福岡=27)

 5日目の準優3番は1号艇の小野、川野、遠藤がそろって勝利し、予選トップ通過の遠藤が優勝戦のポールポジションを獲得した。ただ、4日目10Rで転覆失格した影響が少なからずありそうだ。彼女の地力の高さと絶好枠の有利さもあってV最有力視されるが…。

 そのライバルとなるとみられるのが2号艇・川野だ。予選3、4日目には足落ちをしていたが、5日目は再調整を施してパワーアップに成功。 

「思い切ってプロペラを叩き直したのが正解だった」と笑顔で「(足が)3、4日目より断然、良くなっていた。出足だけなら2日目のほうが良かったけど、トルク感が出てきた。もっとペラ調整を煮詰めれば、もう少し良くなると思う」と、優勝戦はさらなる上積みも期待されるだけに、遠藤の隙を突いて「差し」逆転も十分にありそうだ。

 意地とプライドがぶつかり合う〝女の戦い〟から目が離せない。