ボートレースびわこのプレミアムGⅠ「第7回ヤングダービー」が17日、開幕する。

 今大会は初日12R・ドリーム戦に選出されたSG、GI戦でも活躍する、いわゆる〝格上〟たちがシリーズリーダー候補になるが、一方で好エンジンを引き当てたライバルも多い。イン勝率50%を割り、全国屈指の難水面と言われるびわこだけに波乱必至の6日間となりそうだ。

 シリーズの行方を占う重要な一戦となるドリーム戦の1号艇は選考順位首位で今年が〝卒業年〟となる磯部誠(愛知=30)だ。ヤングダービーには過去5回出場して、準優戦進出がベストリザルト。昨年あたりから記念戦線の常連に成長したが、やはり欲しいのはGⅠタイトルだろう。

「経験だけは積んできたが、結果を残していない。(ヤングダービー最後の今回は)結果に結びつけたい」と気合も相当。

〝今年こそ〟の気持ちで悲願の初GⅠ制覇を目指す。

 ドリーム組でその磯部以上に気配が目立っていたのは2連率41%の15号機を引き当てた仲谷颯仁(福岡=26)だった。ストレートの足を中心に〝好スパーリング〟を披露。

「足併せでは出足が良くて、特訓では直線も少し分がいい感じがしました。大きいことはしなくていい。あとはスピードが乗り切るのが遅いので、Sを決めやすく調整したい」と、すでに仕上げの青写真を描いている。

 あとは、少しのミスが着順に大きく響くびわこ水面だけに、本番レースごとに万全に仕上げられるか、が今後の焦点となるだろう。

 仲谷は1994年8月20日生まれ。福岡支部の115期生。2018年2月の若松九州地区選手権でデビュー3年5か月でGⅠ初制覇を達成。通算10V。今年8月の下関メモリアルではSGで2回目の予選突破を果たすなど、メキメキと頭角を現している福岡が誇るスピードスターだ。

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