【蒲郡ボート・中京スポーツ杯】西村豪洋11年目で待望初V いつか師匠・池田浩二と同じ舞台に!

2020年09月15日 22時42分

2コースからの差しで優勝を決めた西村豪洋

 ボートレース蒲郡の「中京スポーツ杯争奪 蒲郡ボートキング決定戦」は15日、12Rで優勝戦が行われ、西村豪洋(にしむら・たけひろ=愛知、32)が2コースから差し切りV。デビュー11年目で待望の初Vを決めた。

 スタート展示も本番レースも赤岩善生(愛知=44)が3コースに動いて、進入はインから124/356の3対3。S展示こそスロー勢が深い起こしになったが、本番では勝者が「あんなに浅くなると思わなかった」とうれしい誤算に目を丸くしたように起こし位置が変わった。それでも動じることなく、コンマ09のトップスタートを切って鋭く差し切った。

「前検日にペラ調整をして22%の機率を考えればいい足になっていたし、今回の足なら優勝できるチャンスだと思ってたけど、ホントにできるとは…」と夢見心地だ。優勝戦の2コース差しもお見事だが、予選ラストの3日目を連勝で締めて得点率2位まで急上昇と節間を通していい流れを自ら作り出して勝ち取った初優勝の美酒だった。

 レース後には同県の先輩に水面に投げ込まれ、ボート界では恒例となる水神祭の儀式を行った。ズブ濡れになりながら「時間はかかったけど、〝やっと優勝することができました〟とあいさつに行きます。いつか師匠と同じ舞台に立てるように頑張るだけです」と師匠である池田浩二に対し、感謝の念を口にした。

 西村は2009年11月にデビューした105期生。同県同期には愛知を代表する若手、第一人者に成長した磯部誠がいる。池田グループの一員として環境は抜群だ。

 デビュー11年目の今期、初のA2級に昇格するとともに、初優勝の勲章も手にした。「やってることは全然変わらないけど、ちょっとずつ失敗が少なくなってきたのが大きいですね」と成長の過程を冷静に自己分析する。

 ボート界のスーパースター・池田から一番学んだことは「人付き合いの良さ」だという。勝負師であると同時に、これが一流のレーサーの仲間入りをするために欠かせないと実感している。

 なお、通算100Vをかけて優勝戦に臨んだ赤岩は道中追い上げて3着。またしてもメモリアルはお預けとなった。19日に開幕する次節のとこなめ一般戦で再チャレンジする。