ボートレース住之江のGI「高松宮記念特別競走」は8日最終日、第12Rで優勝戦が行われる。

 激戦の準優勝戦を突破した優出メンバーは次の通り。

1号艇=湯川浩司(大阪・40=85期)
2号艇=井口佳典(三重・43=85期)
3号艇=原田幸哉(長崎・44=76期)
4号艇=吉川元浩(兵庫・48=79期)
5号艇=伊藤将吉(静岡・41=85期)
6号艇=磯部 誠(愛知・30=105期)
 
 地元GIファイナルの絶好枠を勝ち取った湯川は2013年以来、7年ぶりとなる「高松宮記念」制覇に王手をかけた。ここでも枠番&機力から大本命に推されるはずだが、ライバル勢も強敵ばかり。楽観はできないはずだ。特に、準優ラウンドで鮮やかなまくり差しを披露した原田はここもまた3号艇での登場。同じ赤いカポックをまとうだけに〝もう一丁〟があるかもしれない。

 原田は3月の下関開設65周年記念以来、今年3度目、通算57回目のGⅠ優出で「いい調整ができたと思う。行き足はずっと良くてターン回りも良くなった。自分の中では気に入っている」と機力の仕上がりについても満足そう。

 今年の優勝は1月の一般戦のみで「ここまでは何をやってもうまくいかなかった」と振り返る。しかし、10月には地元・大村でSGダービーが控えている。そして賞金ランクも7日現在で81位と低迷しているものの、大一番・グランプリ出場という大目標を見失うわけにはいかない。「今回、優出できたことで切り替えることもできるし、気持ち的にも楽になると思う。まだあきらめていないし、チャンスをうまくつなげていきたい」と、この優出を転機にするつもりだ。