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公認会計士からボートレーサーへ


 公認会計士からボートレーサーへ華麗な転身を果たした男がいる。今年5月にデビューした渡辺雄朗(27=千葉)だ。

 超難関といわれる国家試験。これをクリアした者には安定した収入と将来が約束される。渡辺は大学在学中、このエリートへの“特急券”を早々と手に入れた。

 法政大学人間環境学部4年時、2度目の公認会計士試験で合格。卒業後、中規模の会計事務所で働き始めた。まさに希望に満ちた人生がスタートする…はずであった。

「理想とのギャップを感じましたね。受験のときに思い描いたことと全然違っていました」

 仕事は監査やコンサルティング。深夜まで働き、毎日終電で帰宅。家でも仕事に追われ、睡眠時間は約3時間。想像を絶する激務であった。

「この仕事を一生やったら死んじゃうって思った」

 自らを「好奇心旺盛」と形容するだけあり、小学校でサッカー、中学で野球、高校でハンドボール、大学でボクシングと数多くのスポーツを経験した。それゆえ次第に「もっとアクティブなことをしたい」と思うようになった。そんな時、オートレーサーを目指していた知り合いの影響で公営競技を知った。中でも実力主義のボートレースに魅力を感じた。ひとたび興味を持ったら止まらないのが彼の性分。ボートレーサー養成所・やまと学校の受験を決意したが、両親は猛反対。「チャンスは1回だけ。ダメなら公認会計士の仕事に戻れ」という条件付きで受験を許可されると、見事に一発で合格してしまった。一度きりの人生、死ぬ前に後悔したくない。その強い信念が実り、ワンチャンスで夢をつかんだ。当初は難色を示していた両親も、今ではレーサー渡辺を応援している。

「今、楽しいです。自分がやった分だけ評価されるのでやりがいがある。まだ仕事になってないけど、後悔なんて一つもしてません。もうこの道で食っていきます」

 公認会計士の資格は今後も3年に1度の更新を行い、継続して保持していく。つまり、世にも珍しい“公認会計士レーサー”の誕生だ。

 思えば転職の際「もったいない」という人間もいた。彼らに「良かったね」といわれる日を信じ、今日も渡辺は奮闘している。

☆わたなべ・たけろう=1986年5月1日生まれ。千葉県在住。法政大学時代はボクシング部に所属(戦績は2戦して1勝1敗)。2013年5月、112期生としてボートレーサーデビュー。同年8月の平和島で初1着を挙げた。身長170センチ。独身。血液型=A。

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