ボートレース浜名湖の「ルーキーシリーズ第15戦 スカパー・JLC杯」は28日、予選2日目が終了した。初日メインカードの12レース・ドリーム戦を制し、前半5レースも含めて連勝ゴールを決めた宮之原輝紀(東京=22)は、2日目も1、3着と好走し、得点率首位を維持している。舟足面には課題を残す部分もあるが、このリズムで突っ走りたいところだろう。
一方、そのドリーム戦で1号艇に組まれ、断然の1番人気に支持されながら5着に敗れた石丸海渡(香川=27)も、2日目は1、3着と巻き返しており、今後の活躍が期待される。
また、2日目は松山将吾(滋賀=26)の頑張りが目立った。残念ながら前半2レースは他艇の突進に遭い、6着大敗。着順も痛いが、それ以上に接触による体への影響も心配されたが「目に海水が入った程度で、大丈夫です」と元気に後半9レースも出走。見事にコンマ05のトップスタートから4カドまくりを決めて挽回した。
半ば事故だった前半戦の反省をしっかり生かした白星だった。「前半レースは調整も失敗していた。(徳増秀樹が前節お盆レースで優勝したエンジンなので)ペラを叩かないようにしていたが、気温もお盆レースとは違うし、思い切って調整してターン中に空回りしていた感じがなくなった。押してくれるようになったし、直線も少しついてきた」と、ある意味〝ケガの功名〟となり、本来のレースができるようになったからだ。
来期適用勝率となる5月1日以降の勝率は2日目終了時点で6・11。A1復帰もかかっており、今節のV争いだけでなく、勝率も上げたいところ。3日目は1号艇の1走(8レース)をキッチリ逃げて、終盤戦へ弾みをつけたい。
松山は1994年8月23日生まれの114期生。過去の優勝は2018年3月のびわこ一般戦、19年8月芦屋ルーキーシリーズの2回。この114期は黄金期としても知られており、今節にも出場している松尾拓、伏見俊介、妻鳥晋也、百武翔のほか、村松修二、中村桃佳、羽野直也らがいる。