熱闘を繰り広げるボートレース下関のSG「第66回メモリアル」は28日、シリーズ4日目を迎え、早くも予選最終日に突入する。

 2日目まで無傷の3連勝だった峰竜太(佐賀=35)と寺田祥(山口=41)はこの日、揃って小休止。峰は3日目10Rで3着となると、直後の11Rに登場した寺田は手堅く2着とした。ここで得点率は9・50で並んだものの、上位着の差で寺田が予選トップに立った。ともにコース不問の機力を誇るだけに、首位争いは、ほぼこの両者に絞られた。

 4日目は峰が7R5号艇と11R2号艇の2走に対し、寺田は6号艇の5R1走。峰がやや有利なだけに、先に走る寺田は総力戦でプレッシャーをかけたい。

 さて、残る準優勝戦の絶好枠争いは激化必至だ。3日目連勝で浮上した片岡雅裕(香川=34)だが、6号艇1走=6Rではキープは難しそう…。ともに4号艇1走の新田雄史(三重=35)、谷村一哉(山口=41)や、2号艇を残す仲谷颯仁(福岡=26)がやや有利か。5号艇の6Rで前づけから1着を狙う白井英治にもチャンスはありそうだ。

 一方、初日ドリーム戦メンバーだった毒島誠(群馬=36)、松井繁(大阪=50)はいずれもボーダー下に低迷。厳しい勝負駆けに追い込まれた。果たして、浮上なるか。