【宮島ボートSGグランドチャンピオン】強豪軍団に挑む木下翔太 昨年GPシリーズ落水の雪辱へ

2020年06月23日 14時00分

【宮島ボートSGグランドチャンピオン=カウントダウンコラム「猛者たちの祭典」(最終回)】ボートレース宮島のSG「第30回グランドチャンピオン」の開幕が23日に迫った。直前連載「猛者たちの祭典」最終回はボート界最高峰の舞台・SGで活躍する強豪軍団に敢然と挑む若手レーサーの横顔に迫った。

 今大会に出場する20代は木下翔太、丸野一樹、永井彪也、羽野直也の4人。いずれも未来のボート界を背負う逸材であることは間違いない。

 SG実績で一歩リードしているのが木下だ。これまでに11大会に出場して3優出。昨年12月の住之江GPシリーズでは優勝戦1号艇ながら落水失格と悔しい結果に終わったがSGタイトルに肉薄した。「GⅠ、SG出場も多くなり、だいぶ慣れてきた」と手応えもつかんでいる。その一方で課題も見えてきた。「結果を出すためにいろいろな部分を伸ばしていかないといけない。どこというのではなく全体に成長していかないといけない。そういう意識、気持ちの面でだいぶ変わってきた」とSG初制覇に向けて着々と牙を研いでいる。

 丸野、永井は昨年からの飛躍が光る。丸野は昨年8月の地元びわこ67周年記念でGⅠ初Vを飾ると今年2月のからつ66周年記念では2度目のGⅠタイトル制覇。今回が5度目のSG挑戦。「初出場ですし、出られるのは素直にうれしい。まだSGでは予選突破したことがないので、目標はまずはそこ。そうしないと優出もできないですから。昨年の今ごろよりは経験も積んでいますし、成長もできていると思うので、しっかり結果を残したいです」と意気込む。
 昨年9月の三国ヤングダービーでGⅠ初Vを決めた永井は12月の住之江GPシリーズでSG初優出((2)着)を果たすなど着実にステップアップしている。「いつも通り楽しんでレースをしたい。勉強しつつ、予選突破を目指して結果も出せればいいですね」とクールに語った。

 今大会最年少の羽野はデビュー4年目の2017年10月の大村65周年記念でGⅠ初Vと早くから頭角を現してきた。SG出場も4人の20代の中では最多の13回目。ややペースダウンした感もあったが5月の芦屋68周年記念でも優出して「今年は去年より(調子)はいい」と反撃に転じている。「SGで走れることはありがたい。グラチャンに関してはまずは予選突破が目標です。それができればその上を目指していく。SGは大きなレース。貴重な大会なので存在感を示したい」と静かに闘志を燃やしている。