23日、ボートレースとこなめの「ボートピア名古屋開設14周年記念」2日目の第6Rで、126期の大沢風葵(ふうき、群馬=19)が初勝利を挙げた。

 大沢は養成所を優秀な成績で卒業。今節も何度か惜しいレースがあり、随所にセンスの高さを見せていたが、この2日目6Rは4コース・日笠勝弘の仕掛けに乗って、新人離れした冷静なまくり差しを決め、43走目にして初の1着となった。

 フライング休み明けで参戦の今節、コロナ禍の影響で初めて有観客でのレース。そしてこの日は日曜日ということもあり、ファンも多数来場していた。「お客さんの前で初めて走って、そこで水神祭ができたことはうれしい」と、笑顔で水面に投げ込まれた。

 今後に向けては「まずは今節、準優に乗りたい。来期はB1に上がるのが目標。3年以内にA級に昇格したい」と意気込みを語った。

 父はA1級の普司(46)という2世レーサー。デビュー期から月2回のB1級と同等のあっせんを受けていたホープで、同期の中では島川海輝(山口=17)、仲航太(東京=20)に次ぐ3人目の水神祭となった。