熱戦を繰り広げているボートレース尼崎のGⅢ「オールレディース」は22日、中盤戦のヤマ場となる予選3日目を終えた。ここまでのポイント状況はエース・14号機と組む深川麻奈美(福岡=33)がこの日も1、2着として、トータル6戦4勝2着2回の2連対率100%キープ、得点率10・00でトップを独走! している。

 3日目はまさに〝圧巻〟の走りの連続だった。前半戦7Rが、先のプレミアムGI多摩川レディースチャンピオンを制した平山智加(香川=35)をほうふつさせる2コースからの強ツケマイ勝ち。さらに、後半戦11Rでは、5コースからのまくり差しが不発…。1周バック、さらに2周ホームでは4、5番手を追走する展開で、このまま大敗かと思われたが、2周1Mを全速旋回で3番手に押し上げると、続く2周2Mで先行した高田ひかる(三重=26)をまくって2着をもぎ取る〝殊勲賞〟モノの好走劇を披露してみせた。

 予選最終日となる23日の4日目は6R1号艇と10R6号艇の2回走り。前半戦をきっちり逃げられれば(1着なら)、ライバルたちの成績にかかわらず予選トップ通過が決まる状況となってきた。

 現状のエンジンの出方、抜群な力強さからして、このままトップ通過が濃厚とみられる。となると、予選1位→準優戦1号艇V→優勝戦1号艇…という、いわゆる〝王道V〟の可能性が高くなってきたが…。果たして、結末はいかに――。