ボートレースまるがめで開催中のオール香川による恒例のお盆シリーズ「RNC杯争奪サマーチャンピオンレース」は19日、注目の準優3番勝負が終了。最終日の20日の第12Rで覇を争うベスト6が決定した。

 準優9Rはインの片岡雅裕(香川=34)のターンが流れたところを福田雅一(香川=51)が角度良く、まくり差して好位に浮上。道中は平山智加(香川=35)も加わって三つ巴どもえの争いになったが、最後は福田が抜け出して勝利。2着に片岡、3着には追い上げた森安弘雅(香川=40)が入り、3連単6―1―3は14万3860円の大荒れ決着となった。

 準優10Rは1号艇の木村光宏(香川=49)が逃げ快勝。バックで森高一真(香川=42)が鋭く差し迫るシーンはあったが機力差を生かして振り切った。

 準優11Rは予選首位通過の1号艇・石丸海渡(香川=27)が押し切った。前節のびわこ開設68周年記念の準優戦では1号艇で4着に敗れて涙をのんだが、悪いイメージを払拭する価値ある勝利となった。

 優勝戦出場選手のコメントは以下の通り。

 1号艇・石丸海渡「ペラを合わせきれなくて準優戦は少し乗りにくかった。足は出足も伸びも上位と言っていい。優勝戦はターン回りをもう少し合わせたい」

 2号艇・木村光宏「基本、旋回できるように与えられたペラをしっかり調整するだけです。もう整備はしません」

 3号艇・福田雅一「これまで起こしやターンの感じがなかなか良くならなかった。でも4日目と5日目前半の失敗を踏まえてペラのベースを変えて調整したらいい感じになった」

 4号艇・片岡雅裕「前検日に感じた乗り心地の違和感は解消できている。足はバランスが取れて中堅上位はあります。スタート勘も大きくはズレていない」

 5号艇・森高一真「バランスが取れていて中堅上位。チルトマイナスで乗るなら行き足、乗り心地はいい。ペラは次の下関SGでも使えないか考えながら叩いている」

 6号艇・近江翔吾「4日目の事故の影響がある。ターンのスムーズさがない。準優戦は水面が良かったのでしっかりターンできたけど、その先が進んでいかない」