最高気温37度という猛暑の中で展開されているボートレース津の「中京スポーツ 納涼しぶき杯争奪戦」は15日、予選2日目を開催した。

 初日連勝だった新田雄史(三重=35)が2日目も2着2本とまとめ、同一場連続2連対記録を「33」に伸ばした。これは、記録の残る1996年以降では瓜生正義が2013~14年にかけて、芦屋で達成した32連続2連対を更新した形となる。

 舟足面では「しのげる出足はあるが、伸びは多少甘い」と盤石ではないが、「地元だけにスタートが決まっているのは大きい」とスリット先行することでしっかりとカバーしており、まだまだ記録は伸びそうだ。

 また、地元三重が誇るSG6冠の絶対的エース・井口佳典(三重=42)もここまで1、2、1着と堅調だ。先月の鳴門SG「オーシャンカップ」で負傷のために途中帰郷して以来の実戦で、戦前はレース勘を案じていたが、ブランクを感じさせない走りが続いている。

 ただ、機力に関しては遠征勢の評価が選手間で高くなっている。中でも筆頭といえるのが鉄人・西山昇一(愛知=59)だ。直線を中心にトップクラスで「2節前の平和島でスタートを控えたら苦戦したので、今節は行く気になっている」と快スタートを連発! 2日目10レースでも2コースからのまくりを決めており、自力攻めの意識も強く、展開の鍵を握る存在となっている。

 また、新地雅洋(大阪=57)、菅沼佳昭(愛知=45)、篠田優也(兵庫=34)らも上位級の舟足だ。