ボートレース蒲郡の一般戦は14日に予選2日目を終了。3日目(15日)は準優勝戦進出をかけた予選最終日に突入する。

 ここまで2日間を終えた段階で得点率トップに立ったのは天野晶夫(愛知=46)だ。2位に磯部誠(愛知=29)、3位に赤岩善生(愛知=44)とA1級の主力が得点率上位に名を連ねている。

 磯部と赤岩の両者は2日目を連勝として巻き返しに成功した。磯部の駆る67号機は機率こそ26%しかないものの、調整が合い始めて日ごとに舟足は上向いている。「数字(機率)だけ見ればワーストだけど、そんなに悲観するような足ではないし、悪くないと思いますよ」としっかり結果を残したとあって自信を深めている。

 磯部は1990年9月8日生まれで、愛知支部の若手リーダー格としてSGやGⅠ戦線でも活躍している。地元の蒲郡は大の得意水面にしており、昨年6月からGⅠの2大会を含め、現在5連続優出中だ。「今節も足は悪くないし、いい流れを切らさないようにしたい」と語る姿にも余裕が漂っている。ボートレーサーとしては決して〝有利ではない〟身長172センチという大型レーサーだが、実戦レース時は体重を51キロまで減量して〝不断の努力〟を続けている。