14日、ボートレース桐生で開催中の「お盆レース」2日目に、デビュー2年目の期待の〝新人〟生方靖亜(群馬=19)がうれしい地元水面での初勝利を挙げた。

 生方は6R5号艇で登場。4コースの〝カド〟位置から品川賢次が内枠勢に対して、絞り気味にまくりに行くと、ガラ空きとなった1Mを、生方がまくり差し。バックストレッチでは品川と並走状態となったが、2Mをしっかり先取りして自身通算5勝目のゴールを駆け抜けた。

 レースを終えてピットに引き揚げてきた生方は「運が良かったです。(地元初勝利は)うれしいです」と初々しいコメント。舟足に関しても「足はメチャクチャいいですよ。どこということはないけど、平均的にいいです。しっかり回れる感じもあります」と上々の気配。「2日目は何とか1、2着を取りたいと思っていました」と初の予選突破へ向けて気合も入っている。

 生方は2000年10月29日生まれ。群馬支部の124期生。2019年5月の桐生一般戦でデビュー。2020年4月の平和島タイトル戦で水神祭。この日の勝利が通算5勝目。学生時代はレーシングカートに打ち込んでいた。師匠は今節にも参戦している津久井拓也。同期には末永和也、生田波美音らがいる。