熱戦の続くボートレース多摩川のプレミアムGI「第34回レディースチャンピオン」は7日、中盤戦のヤマ場、3日目を終了した。その最終12Rで2着と好走した土屋千明(群馬=38)が、どうやら、大幅な機力アップに成功したようだ。

 初日5Rこそ、五反田忍のイン戦を差し切って勝ち星を奪取したが、その後は6、6着と大敗続き。もはや後がない崖っぷちの状況に追い込まれた3日目はエンジンの主要部品(ピストン、ピストンリング、シリンダーケース)を総取り換え。これが見事に的中した。

「足の雰囲気が良くなりましたね。全体的に力強くなってしっかり押していた」と整備効果を実感していた。

 この結果、現在は得点率5・00で30位にランク。予選突破には4日目の2走で16点(2着2回以上の想定)条件の厳しい勝負駆けとなるが、今のデキなら不可能ではないはずだ。

 土屋は1982年6月29日生まれ。群馬支部の92期生。18年5月の桐生オールレディースで初V。通算2V。実弟は18年の江戸川62周年記念を制したGⅠレーサーの智則(群馬=35=97期)。同期同支部にはSG6Vの毒島誠がいる。