ボートレースびわこのGⅠ「開設68周年記念 びわこ大賞」は3日、予選を勝ち上がったベスト18が激突する準優3番勝負が行われる。予選首位通過は松井繁(50=大阪)。大会3Vを誇る大ベテランが4度目の栄冠を目指して全速ターンを繰り出す。しかし幾度となく波乱を呼び込んできた湖国の難水面だ。そこで準優12Rの対戦メンバーの中から機力面のアドバンテージを感じさせる島村隆幸(29=徳島)に注目したい。

 予選最終日の4日目は5R1号艇の1回走り。コンマ09の好スタートを決めてイン逃げ快勝で白星締め。得点率6位で準優2号艇を獲得した。

「足は抜群で出足も伸びもいい。バランスが取れていて上位。エンジンパワーは間違いないですよ」と表情には余裕すら感じさせる。相棒21号機はGⅠ・2度優勝の前操者・三角哲男が「このエンジンは次の記念でも間違いなく出る」と太鼓判を押していた通りの快速ぶりだ。

 GⅠ優出歴は2018年2月まるがめの第61回四国地区選手権競走、19年12月大村の開設67周年記念の2度。自身3回目の優出へ向けて「スタート勘も大丈夫なのでSはコンマ10を狙ってしっかり勝負したい」と強い気持ちを持って挑む。

 ※しまむら・たかよし=1990年12月15日生まれ、徳島支部の109期生。2011年11月の鳴門でデビュー。2015年7月の住之江ルーキーシリーズで初優勝を挙げ、通算13V。同期は今大会に出場中の丸野一樹、永井彪也などがいる。