6日間にわたり熱戦を繰り広げたボートレース芦屋のGⅢ「オールレディース」は1日最終日、第12Rで優勝戦が争われ、大ベテラン日高逸子(福岡=58)が混戦をさばいて、見事に1着ゴール! 今年初、通算75度目の優勝を飾った。

 激戦となったこのレースは1、2コースに陣取った塩崎桐加(三重=28)と細川裕子(愛知=38)がスタートで出遅れる展開。3コースから小野生奈(福岡=31)がまくりにでたが、塩崎がこれに抵抗する形で、1Mには大きな差し場が開けた。

 ここにアウトコースから差しを狙っていた3艇が相次ぎ差し込み、バックストレッチは日高、堀之内紀代子(岡山=40)、松本晶恵(群馬=33)でツバ競り合い。2Mは最内から松本が先に回ったが、日高がさばいて抜け出す。堀之内も追随したが一歩遅れて、このまま日高が1着でゴールを切った。

 日高は今大会直前の蒲郡一般戦最終日に今期2本目のフライングを犯しF2の重い〝足かせ〟がありながら、大奮闘をみせての優勝劇となった。
ちなみに、この2連単4-6は10950円、24番人気。3連単4-6-5は78900円、112番人気の高配当決着だった。


※ひだか いつこ 1961年10月7日生まれ、宮崎県出身。85年5月に芦屋でデビューした56期生で、プレミアムGIレディースチャンピオン2Vなど、数々のタイトルを勝っている女子艇界の第一人者。通算2346勝。〝グレートマザー〟の異名を取り、夫が家事をこなす〝主夫〟として活躍することで名を馳せた。