激戦を展開してきたボートレース芦屋のGⅢ「オールレディース」は1日、いよいよ最終日を迎え、第12Rでベスト6による優勝戦を行う。
準優3番はおおむね順当に決着。予選トップ通過を果たしていたの塩崎桐加(ひさか=三重・28)が優勝戦のポールポジションを勝ち取った。
現状の機力の仕上がりなどから、やはりV戦でも最有力視されるところだが、本紙がダークホースとして注目したいのは3号艇で登場する地元の小野生奈(せいな=福岡・31)だ。
31日の準優勝戦11Rでは2コースから渾身の差しハンドルを一閃させて、見事に優出を決めた。「展示航走から日高さんの(足の)方が良さそうだったのでビックリ! 差しが入るとは思わなかった」とレース後は笑顔で振り返った。
「バックストレッチでは日高さんとも変わらなかったし、伸びは悪くない。1Mも差せたし回り足もきたのかな。一番いいのは乗り心地ですね。優勝戦に向けてはもう少し出足、押しを求めてペラを煮詰めてみる」と舟足は良好のようだ。
さらに「スタートはスローからの発進なら自信を持って行けている。しっかり遅れないようにスタートを行って、攻めるレースをしたい。頑張ります!」と意気込んでいる。地の利と、持ち味の豪快なターンを駆使して今年初の優勝を目指す。
小野は1988年10月2日、福岡生まれの31歳。2008年11月に芦屋でデビューした103期生。2017年8月には、ここ芦屋でプレミアムGⅠ「第31回レディースチャンピオン」を制し、初タイトルを獲得した思い出の水面。通算17Vを誇る女子艇界きっての強豪だ。