ボートレース平和島の「創刊60周年記念 第34回東京スポーツ賞」は31日、4日目を終了した。得点率トップで予選をクリアしたのは4日目も1、2着と力強い舟足を見せた有賀達也(埼玉=34)。2位は前半戦4連勝とシリーズを引っ張った地元のイケメンレーサー・小林泰(東京=35)。3位は4日目に連勝ゴールを駆け抜けた柘植政浩(滋賀=39)。この3人が1日の5日目に行われる準優勝戦の1号艇を獲得した。

 この中でも有賀の足色が突出している。ここまで7戦4勝2着2本と3日目の4着を除けば、ほぼパーフェクトなレース内容だ。4日目も上位足を駆使して自身4Vまで〝マジック2〟とした。
「乗り心地がだいぶ上向きました。日に日に良くなっています。ターン回りがいいし、伸びも負けません。上位級です」と愛機56号機に太鼓判を押す。「気合も入っています」と持ち前の速攻力を発揮して、1日の準優勝戦12Rでも逃げ切りを狙う。

 有賀は1985年9月26日生まれ、埼玉支部の100期生。同期同支部には2017年のグランプリを制するなど、SG3Vを挙げているボート界のスピードスター・桐生順平(埼玉=33)がいる。有賀も今期はA1級となり、来る10月に開催されるまるがめGⅠ68周年記念では記念レースの舞台で、桐生と〝切磋琢磨〟することになっている。