ボートレース大村のGⅡ「第24回モーターボート誕生祭」が28日、開幕し、初日メインの「発祥地ドリーム」は絶好枠の篠崎仁志(福岡=32)が力強く逃げ切って快勝、幸先いいスタートを切った。

「ペラを叩き変えて良かった。外すことなく調整できた。スタートの足がいい」と好感触。スリット近辺は軽快な動きで2日目以降も楽しみだ。また初日は柳沢一(愛知=39)、河村了(愛知=36)、森高一真(香川=42)ら1走組の活躍が光った形だ。

 そんな中、北村征嗣(大阪=41)は当地が3年ぶりの出走と久々ながら、2着発進とまずまずの船出となった。

 2号艇だった初日の第11レースは、インの森高一真に「差し」は届かなかったが、持ち前のしぶとい走りで2着をもぎ取った。「まだ慣れないですね。レバーを落とすポイントとか。慎重になっている。でもレースをこなしていくしかない」と話す。

 それでも前回出走時(2017年6月)は優出(4着)しており、相性は悪くない。今節の相棒11号機は上位機の一つ。「伸びはそこまで悪くない。展示タイムもそれなりに出ているし」とまだ目立つほどではないが、伸びしろは十分ある。
「エンジンがいいみたいだし、落ち着いて調整します」と上積みを図り2日目に臨むつもりだ。

 きたむら・せいじ 1979年4月25日生まれ。大阪府出身の83期生。2002年7月、住之江での初V以降、通算19回の優勝がある。レースではそつがなく、さばき巧者でしぶとさ、粘りがある。現在13期連続でA1をキープしている。