峰竜太の劇的な優勝で閉幕したSGオーシャンカップ(26日=BR鳴門)の興奮もまだ冷めやらぬ中、今度はナイターレースで行われるボートレース大村のGⅡ「第24回モーターボート誕生祭」が28日、初日の幕を開ける。

 今大会、最大の注目株は篠崎仁志(福岡=32)だ。5月に行われたBR住之江オールスターで見事にSG初戴冠。さらに前走・尼崎のGⅡ・モータボート大賞でも貫録のVを果たしており、現在、2020年獲得賞金は7150万2333円超で峰竜太、吉川元浩に続くランキング第3位と大活躍中。今節も初日から大暴れが期待されている。

 前検日の抽選の結果、手にしたエンジン27号機は2連対率で30%に満たない低率機だが、出足評価に◎がついたように本人も「伸びて行く事はないけど手前の足は少しいい」とまずまずの手応えを得たようだ。

 しかも初戦の12R発祥地ドリーム戦は〝インコースの強さは日本一〟といわれる当地・大村水面の絶好枠。1コース発進が濃厚な一戦だ。もちろん、彼自身の1コースでの強さも折り紙付きだけに、まずはしっかりと白星発進を決めて、シリーズを優位に運んでいきたいところだ。

☆しのざき・ひとし 1987年12月3日、福岡県生まれ。2007年11月、BR福岡で111期生としてデビュー。今年5月のBR住之江オールスターで念願のSG初制覇を果たした。96期の篠崎元志(福岡・35)は実兄で、艇界最強のイケメン兄弟レーサーとして知られている。