ボートレース多摩川の一般戦初日4Rで124期新人・鈴木慶太(静岡=21)が大外からまくり差しで快勝。2019年5月、BR浜名湖でのデビューから66走目にしてうれしい初勝利を挙げた。

 鈴木はフライング休みと公傷のため、これが昨年の11月以来、8か月ぶりの実戦レースとなった。というのも、11月のびわこ戦で左肩を脱臼して以来、故障個所に脱臼癖がついたため手術を行い、リハビリに半年を費やしていたから。

「デビューして半年だった。(走れない)半年間で周囲の選手と差がつくと思い、つらかった。同期の仲間たちがどんどん成長していたので、早く同じようになれれば、と思っていた。(これで)やっと追いつけた」と安堵の表情を浮かべた。将来は「グランプリに絶対乗りたい!」という大きな目標に向けて、「(もっと)外から勝てる選手になりたい」とさらなる飛躍を誓った。

※すずき・けいた 1998年9月22日、静岡県生まれの21歳。昨年5月に浜名湖でデビューした静岡支部所属の124期生。27日の多摩川で初勝利を挙げたばかり。師匠はSG2勝を挙げた強豪・笠原亮(静岡=40)。その先輩同様、思い切りのいい〝攻撃〟が持ち味のルーキーだ。